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藤原。向井氏。幼名慶千代。通称喜平次または平次郎。諱は兼時。
字は元淵。号義焉子。庵号落柿舎。蕉門十哲の一人。
慶安4年(1651)長崎後興善町に生。宝永元年(1704)9月10日歿。
父向井元升は、長崎聖堂の祭酒、九人兄弟の次男。兄元端(震軒)、
弟元成(魯町)、利文(牡年)ら、妹千代(千子)、妻可南も蕉門の女流俳人。
父の京都移住に伴われて上洛。弓馬の故実を極め、馬術を大坪大輔広秀が嫡流福山某に
、和(やわら)を笠原氏に、剣を安倍某氏に学び、軍学は甲州一流の奥を極めた。
筑前黒田候は采地をもって去来を招いたが固辞し、弓矢を捨て、
陰陽道の学にも通ぜるをもって堂上家に仕えた。
貞享2年(1684)上洛した其角に椄して蕉門に近づく。
翌年洛西嵯峨に草庵を営み、元禄2年(1689)落柿舎と名づけた。
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